:ちょっと勉強のために真面目な話を書かせていただきます。2004年8月30日に農林水産省HPで発表された『バイオマスタウン構想の募集について』を簡潔にまとめようと努めたものです。資料は農林水産省HPバイオマス・ニッポンのページ、http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20040830press_1.pdf を参照しました:大体、こんな感じです:
バイオマスタウン構想の募集は、持続的に発展可能な社会「バイオマス・ニッポン」の実現に向け、バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議が行ったものである。「バイオマスタウン構想基本方針」に沿ったバイオマスタウン構想を市町村に募集し、その構想はバイオマス情報ヘッドクォーター(http://www.biomass-hq.jp/index.html)で公開される。
◆バイオマスタウンの定義
「バイオマスタウンとは、域内において、広く地域の関係者の連携の下、バイオマスの発生から利用までが効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、あるいは今後行われることが見込まれる地域をいう」
◆バイオマスタウンの実施主体
市町村(複数可)となっている。ただし、実施主体としてNPO法人、大学、農協、森林組合、生協等、市町村が必要と認める団体は加えることが出来る。
⇒例としては、応募は市町村、実施主体はNPO法人という組み合わせが挙げられる。
◆バイオマスタウン構想書の作成
構想書は市町村等が作成する。提出は当該地域の地方農政局が随時受け付けている。構想書は検討され基準に合致した場合バイオマスタウンとして公表される。しかし、公表後ふさわしくないと判断されると公表は取り消される。
◆構想書の内容
①対象地域、②実施主体、③地域の現状(経済的、社会的、地理的特色)、④地域のバイオマス賦存量、⑤これまでのバイオマス利用状況、⑥バイオマスタウンの基本的構想、⑦構想実施により期待される効果及び利活用目標、⑧対象地域の検討状況
◆構想書の流れ
市町村⇒地方農政局等⇒農林水産省本省等⇒バイオマス・ニッポン総合戦略会議事務局
=私個人の感想=
バイオマスタウンというと難しく感じるが、構想書はダウンロードできる構想書様式を一読したが、見た感じではそこまで応募が困難なものには見えなかった。バイオマス賦存量の計測は自治体で個々にデータがあるだろうし、現在ではNPO法人や大学などの組織によりバイオマス利用の技術は過去に比べて利用しやすいよう進歩している。バイオマスタウンを計画して、知識のある団体に協力を求めればいい。構想書の提出に期限はなく、また随時応募は可能なことから、積極的に地方自治体にはバイオマスの利用を始めてもらいたいと思った。
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