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思いつきほったて小屋的ブログ

超趣味に走る雑記帳改め小屋的ブログです。
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バイオマスの考え方

2007/02/21(Wed)00:14

:バイオマスについて参考図書とHPを参考にまとめました。バイオマスの考え方を:参考図書◆原後雄太+泊みゆき:『バイオマス産業社会』、築地書館株式会社/バイオマス情報ヘッドクォーターHP(http://www.biomass-hq.jp/fk/index.html):

◆バイオマスの定義
 生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」をバイオマス(biomass)と呼んでいる。また、バイオマスから得られるエネルギーのことをバイオマスエネルギーと呼んでいる。
【出典:バイオマス情報ヘッドクォーターHP(http://www.biomass-hq.jp/fk/index.html)】

◆主なバイオマス資源の種類(『バイオマス産業社会』P7)
・木質バイオマス:薪炭材、枝葉などの林業廃棄物、間伐材、端材
・農業廃棄物系バイオマス
・エネルギー作物:ナタネ油、サトウキビ、大豆等
・畜産廃棄物:糞尿から発生するメタンガス等
・生物資源由来の廃棄物:生ゴミ、下水汚泥、建築廃材、廃食油等
・その他:竹、植物繊維、貝殻などの漁業廃棄物

◆バイオマス資源の特徴(『バイオマス産業社会』P9)
再生可能で枯渇しない、カーボンニュートラル、化学原料・工業原料・液体燃料としても利用可、備蓄がたやすい、偏在しない、地域振興に繋がる、廃棄物の有効利用等。

◆カーボンニュートラル(炭素中立的)の考え方(『バイオマス産業社会』P11-12)
バイオマスは、再生可能である他、持続管理が可能であれば大気中の二酸化炭素を新たに増大させないという考え方である。バイオマスを燃やして発生するCO2は、植物が光合成を行って大気中から吸収したものである。
⇒植物の生育前と燃焼後大気中のCO2の量は収支ゼロになる。石炭・石油・天然ガスなど化石燃料もかつての生物資源であり大気中のCO2を吸収しているが、数億の歳月をかけて吸収したCO2が100年足らずで燃焼されているためカーボンニュートラルとは考えられない。


=個人的解説=
バイオマスのほとんどは日本ではゴミとして捨てられている。具体的に言うと家庭の生ゴミや可燃ごみ、捨てられる家具類、家の取り壊しなどに発生する建築発生木材、また逆に建物を建てる際に土地をならすため建設予定地上の雑草・樹木等があげられる。2002年にバイオマス・ニッポン総合戦略が打ち出されてから、バイオマスタウンが国内に増えてきた。バイオマス情報ヘッドクォーターHPによると、第一回のバイオマスタウン公表は2005年2月10日だった。それから、公表は幾度となく続き2007年1月31日には第17回目の公表が行われ、北海道地方では12件、東北地方14件、関東・甲信地方11件、北陸地方8件、東海地方0件、関西地方6件、中国地方4件、四国地方2件、九州地方10件、全国で67件のバイオマスタウンの公表が行われるに至っている。
カーボンニュートラルの考え方も知らなかった私にとっては斬新なものだった。燃やすとCO2が排出されるからなるべく燃やさないように、という考え方を反転して、バイオマスの循環を促すことによって化石燃料の使用を削減し、現状よりも温暖化を進めないようにするという考え方なのだ。確かに化石燃料を使わず、カーボンニュートラルの考え方でバイオマスの利活用を続ければ、大気の汚染だけでなく廃棄物の利用等様々な効果が見られるだろう。ただ発電もせず燃焼している焼却所が多くを占める日本としては早急に取り組むべき課題であるだろう。
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