書いとかないとネタを忘れそうなので、若干睡眠を削りながら書きます(汗)
いや、なんつか次回が楽しみで仕方がなくて、ネタを書く自分があまりに滑稽だ! しかし、わかっていてもやめられないのが人生…。
……すいません。仕事で疲れがたまっていてただハイテンションなだけなんですよ。ブルドラに大はまりなだけなんですよ。(うわー。今頭の中でブルドラ7なんて言葉が聞こえてきた。ドラえもんのドラドラ7な勢いで!)
上の小ネタとはまったく関係ないですが、まぁとりあえず食事ネタです。夕食運んでくるアンドロポフ! って感じで☆
「惑わすもの」
扉が開く音でクルックは目を覚ました。椅子に座ったままうとうととしていたらしい。目を覚ました時、クルックは机に顔を伏せて眠っていた。ぼんやりと顔をあげて辺りを見回して、自分の状況をクルックは思い出した。そして、聞かされた言葉も。
扉を開けて、一人の少年が部屋に入ってきた。目が覚めた時に最初に現れたロギの側近の少年である。今日は色々と話をした。今までまともに話したことがなかった鬱憤を晴らすかのように色々なことを。どうして今まで話したことがなかったのか、そういったことまで疑問に思ってしまうほどに。
「食事、持ってきたぞ」
昼御飯を持ってきてくれた時と同じように、階段を上ってきてアンドロポフは机に食事を置いた。暖かそうなコーンスープと鳥のもも肉のステーキがゆげを立てていた。昼御飯の時もそうだったが、捕虜にふるまわれるものとしては格別の料理のようにクルックには思えた。実際、そうなのかもしれない。
「……ありがとう」
初めは敵だと思ってクルックも警戒していたが、その緊張は今ではどこか薄れていた。クルックは自分が想像していた敵と、自分が目の前で見ている現状がすれ違っていくことに戸惑いを隠せないでいた。焦燥と戸惑いと、迷いと…、眠りから覚めきっていないクルックの中ではそんな思いが交錯し合っていた。
「……大丈夫か?」
「え?」
不意に言葉をかけられて、クルックは顔を上げた。アンドロポフがテーブルの先で心配そうにこっちを見ていた。
「いや、その…ほら、今日はずっと話してばっかだったろ、疲れたんじゃないかって…」
クルックは彼が話すのを目を丸くして見ていた。あの時だってそうだった。彼は自分を気遣ってくれている。それが、おかしな気がしてクルックは思わず笑っていた。
「ちょっと疲れているけど…、うん。大丈夫。大丈夫だよ」
「そうか…。ならいいけど」
アンドロポフはそっけなく答えると、またそっぽを向いた。クルックもいただきますと手を合わせると運ばれてきた夕食を口に運んだ。
この場所で誰かに優しくされればされるほど、わからなくなっていく。
ただの勘違いかもしれない。
戦うことが怖くなったかというとそれはないのかもしれない。
それでも、自分が今何を守ろうとして戦おうとしているのか。
それがわからなくなっていく。
>>>あとがき。
昼飯を運んできたのがアンドロポフなら、夕食だって彼が運んできたに違いない! という思いで書きました。書き始めた時はもっとクルックとアンドロポフが気まずくなる予定でしたが、いつの間にか適度なほのぼのに…。それでも、クルックの心境はかなり複雑に描いてしまったです。アンドロポフだって心から笑っているクルックの傍にいたいよな!(無理ですか?)
↓ちなみにこれは、没ネタです。こんな会話をして盛り上げさせる予定だったのに書けなかった…。
クルックならきっと確かめると思うのですが、どうなんでしょう…。
「……ねえ。あなたも遺跡に…行ったの?」
「ロギ様のおっしゃったことは本当だ。俺も遺跡を回って、エクストラセブンの内容を確かめた。間違いない」
「そう…なんだ」
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