先週の話で、約二名脱落しましたがっ! それでもめげずに頑張りたいっ! っていうか、二人の話が書きたくなったなーと思っていたので、ちょこちょこまた書かせていただきます。まあ、二人に限った話ではないのですがね。
題して「残り八時間っ!」シリーズです(笑)
子供達がロギ様と邂逅して、船が出発するまでの八時間に焦点を当てて話を書いていきます。(実際には7時間だったのですがっ!)
続き物じゃないかもしれません。続き物になるかもしれません。シリーズになるか以前に書いたのはこれだけかよっ!というくらいの短い小話です。orz
タイトルは「小さな悩み」で、アンドロポフ→クルックです。
>>>詩くらいのショートメッセージ。「小さな悩み」
――どう声をかけたらいい?
食事を別の部屋で取っている間、アンドロポフはそんなことを考えていた。こんな状況下ではあるが、クルックと一緒に居られるのは嬉しい。その浮ついた気持ち自体は自分自身では許せないものだったが、それでもそんなことを考えていた。
「アンドロポフ。食事が終わったら任務に戻るぞ」
「お、おう」
シュナイダーに促されて、任務中ということをアンドロポフは思い出し、心を引き締めた。
――こんなんじゃ、どんな顔して会えばいいんだか。
アンドロポフの心中は「どうすればいいのかわからない」その一言に尽きた。クルックが近くに居ると意識をすると余計に緊張してしまう。その上、あまり意識をしないようにしようとすると余計に体が硬くなる。悪循環である。
「はあ・・・」
ため息をつくと、案の定近くに居たシュナイダーが顔をしかめた。
「・・・・・・お前、ちゃんと最後の休息をとっておくんだぞ。オレも少し仮眠をとる」
「わかってるよ」
そう答えるとますますシュナイダーはまゆをしかめたようだった。
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